TCAについて
ごあいさつ
会長 髙橋 誠
一般社団法人電気通信事業者協会は、電気通信事業者共通の課題への対処等を通じて、電気通信事業の健全な発達と国民の利便性向上に資することを目的に1987年に設立されました。
ポストコロナの時代に入り、日本経済は、バブル期以来30年間の停滞から脱却し回復しつつある中で、持続的な成長を実現する主要な柱の一つが、デジタルトランスフォーメーション(DX)です。5G / Beyond5G、生成AI 等情報通信技術(ICT)の発展により、DXはさらに進化・発展し、業務の改善・効率化、新規ビジネスの創出、経済成長などを一層促進することが期待されています。
電気通信事業者として、DXの推進・普及に向けて、Beyond5G、生成AI 等新たな技術の研究開発・実装等を進めるとともに、大量のデータの流通に必要なブロードバンドサービスの日本全国への普及と継続的・安定的な運用等情報通信基盤の整備・維持が課題となっています。
他方、このように情報通信は経済活動や社会生活に欠かすことのできない重要なインフラ・サービスであり、地震、台風・豪雨等の自然災害、通信事故・障害やサイバー攻撃等によ り情報通信ネットワークが途絶することは、社会経済に重大な影響を及ぼすことから、常に災害対策、障害対策、セキュリティ対策等を徹底し、安心してまた安全に情報通信サービスを利用できる環境を整備することが求められています。
このような中、当協会は、DXの中核を担う電気通信事業者を会員とする団体として、その社会的責務を果たすため、情報通信ネットワークの安全性・信頼性の確保など電気通信事業の健全な発展、消費者支援、社会貢献等に資する取組みを推進し、国民の皆様の利便性向上を第一として、情報通信産業の一層の発展を目指し、本年度も会員一同切磋琢磨のうえ力を尽くして参ります。
2024年6月