プレスリリース

平成19年7月13日
                  
社団法人電気通信事業者協会

〜 「フィルタリングサービス」のさらなる利用促進のために 〜
有害サイトアクセス制限サービス <フィルタリングサービス> PRキャンペーンを実施
 

社団法人電気通信事業者協会(会長:和田 紀夫)は夏休みを前に、携帯電話3社(NTTドコモグループ、KDDI、ソフトバンクモバイル)が提供している、出会い系サイト等子供に見せたくないサイトを制限するサービス「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)について、より多くの方に知っていただくため、昨年度(平成18年7月開始)に引き続き、今年度もPRキャンペーンを実施いたします。
PRキャンペーンでは、「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)のロゴマークを記載したキャンペーンポスターを7月中旬より全国の地方自治体などを中心に約6万枚配布いたします。
また、関係団体や自治体等と共同で「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)のPRをすべく、イベント等の実施についても検討していきます。(PRキャンペーンの概要については、別紙をご参照ください。)

近年、インターネットに接続できる携帯電話の普及に伴い、より容易にWebサイトを閲覧できるようになり、生活の様々な場面において携帯電話の利便性は益々向上しています。一方、Webサイト上には青少年の健全な育成に有害な情報が多数見られることも事実です。
青少年にとって有害なWebサイトへのアクセスを遮断する方法として「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)があります。「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)は簡単な申し込みで設定でき、契約者が未成年の場合は保護者の方の申し込みが可能であるため、青少年を有害なWebサイトから守るための非常に有効な手段となります。
電気通信事業者協会では、平成19年3月末までに「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の認知度を70%にすることを目標としたフィルタリングの普及啓発アクションプランを関連団体と連名で平成18年3月に公表しました。
プランを受け、電気通信事業者協会では、携帯電話事業者と連携し、PRキャンペーン等、様々な取り組みを行ってきました。
このような取り組みの結果、平成19年5月22日に総務省が発表したアンケート※1では、携帯電話3社が「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)を実施していることについての認知率が65.9%※2となっております。
この認知度は平成18年2月に実施した同アンケートよりも22.1ポイント上昇し、目標をほぼ達成した状況にありますが、今後もフィルタリング認知度を一層向上させるべく、関連業界が連携してフィルタリングの普及啓発活動策を見直し今年度3月には認知度を70%以上に高め利用率の更なる向上を計っていきます。

このような背景から今般、「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の認知拡大を目的としたPRキャンペーンを昨年に引き続き実施する運びとなりました。また、今後、電気通信事業者協会に加盟する携帯電話事業者はもとより、固定電話事業者、ISP事業者各社等にも連携を呼びかけていく予定です。

なおロゴマーク、キャンペーン概要、携帯電話事業者各社のサービス内容、昨年度の取り組みにつきましては、別紙をご参照ください。

※1 総務省が2007年1月に実施した「平成18年度電気通信サービスモニターに対する第2回アンケート調査」より
※2 「よく知っている」と答えた方と「聞いたことはある」と答えた方の合計





別紙

【PRキャンペーン概要】
  1. 地方自治体、警察署、図書館、小・中・高校、児童館等への「有害サイトアクセス制限サービス」キャンペーンポスター・チラシの配布
  2. 関連団体へのロゴマークの掲載依頼の実施
  3. 消費者関係の団体への「有害サイトアクセス制限サービス」の告知記事の掲載依頼の実施
  4. e-ネットキャラバンでの「有害サイトアクセス制限サービス」キャンペーンポスター・チラシの配布
  5. 各携帯電話事業者での告知の強化
  6. 総務省メールマガジンでの告知の実施
  7. 総務省主催「ネットの利用と安全と未来フォーラム2007」での「有害サイトアクセス制限サービス」キャンペーンポスターの掲示及びチラシの配布
  8. 関係団体や自治体等と共同で「有害サイトアクセス制限サービス」PRイベントの実施を検討


【ポスター・チラシのイメージ】
ポスター(B2判) チラシ(A4判表) チラシ(A4判裏)
  (表) (裏)
<ポスター(B2判)> <チラシ(A4判)>


【ポスター配布枚数】
約60,000枚
 
【ロゴマーク】
ロゴマーク「有害サイトから子供を守る!」

※有害サイトをはねかえす親とケータイ・PCのイメージ
 
【各社のサービス内容】
  NTTドコモグループ au ソフトバンクモバイル
サービス名称 アクセス制限サービス
@キッズiモードフィルタ
Aiモードフィルタ
B時間制限
EZ安心アクセスサービス ウェブ利用制限
Yahoo!きっず
月額使用料 無料 無料 無料
対応機種 iモード対応全機種 EZ WINコース
EZweb multiコース
SoftBank 3G
※V801SAとV801SHを除く
申し込み方法 DoCoMoインフォメーションセンターへのお電話
ドコモの携帯電話から:局番なし 151(無料)
一般電話から:0120-800-000(無料)
auお客様センターへのお電話
auの携帯電話から:局番なし 157(無料)
一般電話から:0077-7-111(無料)
ソフトバンクお客様センターへのお電話
ソフトバンクの携帯電話から:局番なし 157(無料)
一般電話から:0088-21-2000(無料)
ドコモショップへのご来店 auショップへのご来店 ソフトバンクショップへのご来店
パソコンから
「My DoCoMo」
http://www.mydocomo.com/
パソコンから
「My KDDIページ」
http://my.kddi.com/top/
パソコンから
http://www.softbank.jp/
→My SoftBank
iモードから
iメニュー
⇒料金&お申し込み・設定
⇒各種手続き(ドコモeサイト)
⇒手続き開始(ログイン)
⇒各種手続き
⇒@モード・オプション
EZwebから
トップメニュー
⇒auお客さまサポート
⇒申し込む/変更する
⇒オプションサービス
Yahoo!ケータイから
メニューリスト
⇒My SoftBank
⇒各種変更手続き
⇒オプションサービス


 
【昨年度の主な取り組み】
実施時期 実施事項 備考
平成18年7月 PRキャンペーン開始 ・「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)ロゴマークの制定
・学校、図書館等へのポスター約60,000枚、チラシ約243,000枚配布
・生協、消費者団体、婦人団体等の機関紙等への関連記事掲載
・各社ホームページ、請求書等での周知活動
平成18年7月以降 自治体主催の会議への参加 ・14自治体の「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)対策会議に参加をし、「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の告知を実施
平成18年8月 ネット利用の安全と未来フォーラム2006での告知実施 ・「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)ポスター・チラシを配布
平成18年12月 事業者共同新聞広告実施 ・「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の新聞広告を実施
平成19年1月 新規契約・譲渡時の「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)加入意思確認必須運用開始(順次) ・新規契約・譲渡時に、契約者又は親権者の「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)加入意思確認(加入可否)を申込書の記入を必須化を開始
・加入意思確認が取れない場合は、新規契約及び譲渡ができない運用とした
平成19年3月 携帯電話の有害情報から子どもを守ろう!大作戦(イベント)実施 ・東京都・電気通信事業者協会主催で「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)の告知を実施